先週、うちの娘が胃腸炎になりました。
夜中に突然吐いて、そのあとも何度も繰り返しました。朝になったら今度は下痢。保育園に通っていればこういうことは避けられないとわかってはいても、目の前で苦しそうにしている姿はやっぱり焦ります。
小児看護師の妻(ゆゆママ)に「これって何?どうすればいい?」と矢継ぎ早に質問しながら対応しました。実際に娘に試したことをそのまま書いておきます。「正解」というより、「うちはこれで乗り切れた」という記録として読んでもらえたら嬉しいです。
胃腸炎って何日くらい続くの?まず経過を把握する
胃腸炎のほとんどはウイルス性で、ロタ・ノロ・アデノウイルスが主な原因です。特に1〜2歳はロタウイルスにかかりやすい時期で、毎年3〜5月に多くなります。
経過の目安はこんな感じです。
嘔吐のピークは半日から1日程度で、長くても2〜3日で落ち着くことが多いです。下痢はそれより長くて、1週間くらい続くこともあります。「まだ下痢してる…」と心配になるかもしれませんが、1週間は想定内の範囲です。
特効薬はありません。だから、脱水を防ぎながら回復を待つのが基本になります。
脱水の見分け方(看護師ママ直伝の4つのチェック)
1〜2歳は自分で「のどが渇いた」と言えません。だから親が観察で気づくしかありません。ゆゆママに聞いた確認ポイントを紹介します。
おしっこの量と色 量が少ない、または色が濃い黄色になっているときは脱水のサインです。半日以上おしっこが出ていなければ受診を考えたほうがいいです。
涙・汗・鼻水が出ているか 泣いているのに涙が出ない、汗をかいていない。こういう状態は体液が不足しているサインになります。
肌のハリ 頬や手の甲など、普段ぷにぷにしている部分のハリが失われていると感じたら要注意です。
ツルゴール反応 手の甲の皮膚をつまんで離します。健康な状態ならすぐ元に戻ります。脱水が進んでいると、つまんだ跡がしばらく残ります。娘で試したとき、ゆゆママが「これが残ったら即受診レベル」と言っていました。
4つ全部やらなくても大丈夫です。「おしっこが半日出ていない」「涙が出ない」この2点だけでも意識しておくと、判断が早くなります。
発熱を伴うケースの対処法はこちらも参考にしてください。

OS-1よりアクアライトORSを選んだ理由
「子どもが胃腸炎になったらOS-1」と思っている方は多いと思います。実はゆゆママから指摘を受けるまで、自分もそうでした。
OS-1は大人の電解質濃度に合わせて作られているため、子どもには若干濃くなっています。それが原因で、逆に下痢を悪化させることがあります。飲ませること自体が禁止というわけではありませんが、子ども向けに作られた経口補水液を選んだほうが安心です。
アクアライトORSは子どもの電解質濃度に合わせた設計になっているので、1〜2歳の胃腸炎にはこちらが適しています。
ポカリスエットやスポーツドリンクはどうか、という話もよく聞きます。ゆゆママの答えは「NG」でした。糖質が多くてナトリウムが少ないため、飲み続けると体内の塩分バランスが崩れてしまいます。
嫌がってどうしても飲まないときは、薄めたりんごジュースや味噌汁の上澄みでも代替になります。完璧な補水液でなくても、水分ゼロよりはずっといいです。
飲ませ方は少量ずつが鉄則です。嘔吐から30分ほど間を置いて、ペットボトルキャップ1杯(5〜8ml)程度をスプーンで与えます。5〜10分待って吐かなければ少しずつ増やしていきます。一気に飲ませると刺激になってまた吐いてしまいます。
食事の再開タイミングと、うちで実際に食べさせたもの
「吐き止まったら何を食べさせる?」は、自分も迷ったポイントでした。
ゆゆママの答えはシンプルで、「喉越しのいいもの、少量ずつ」です。
うちで最初に試したのはゼリー(果肉なし)とプリンでした。固形物をしっかり噛まなくていいし、量のコントロールもしやすいです。素うどんも食べやすかったです。おかゆも定番ですが、娘はあまり好まなかったので無理に食べさせませんでした。
本人が食べたがるなら吐いている最中でも少量なら与えていい、とゆゆママは言っていました。ただ「食べさせたあとにまた吐く」を繰り返すのは本人の体への負担が大きいので、量は本当に少しにとどめるのがポイントです。
量が食べられなくても、この時期の最優先は脱水を防ぐことです。カロリー補給は二番目で大丈夫です。
離乳食・幼児食の進め方についてはこちらも参考にしてください。

やってはいけないNG対応
下痢止めを飲ませる 2歳未満への下痢止め薬は基本的に適応外です。整腸剤(ビオフェルミンなど)で腸内環境を整えながら、ウイルスが体外に出るのを待つのが正しい対応になります。「早く止めたい」という気持ちはわかりますが、下痢は体がウイルスを出そうとしているプロセスでもあります。
ポカリや麦茶だけで水分補給をする さきほど書いたとおり、電解質が足りません。腸が吸収しにくい状態のときに純粋な水分だけ入れても、体に定着しません。
「元気そうだから」と食事を普通に戻す 回復したように見えても、腸はまだ弱っています。食事を急いで戻すと症状がぶり返すことがあります。焦らず、徐々に戻していきましょう。
吐いているときに無理に飲ませる 吐いてすぐ水分を与えると、刺激でまた吐いてしまいます。少し間を置いてから少量ずつが基本です。
病院に行くべきタイミング(ゆゆママの判断基準)
「様子見でいいか、受診すべきか」は一番迷うところだと思います。ゆゆママの感覚はこうです。
受診を急いだほうがいい状態はこちらです。
- 嘔吐が半日以上続いている
- 下痢と嘔吐が両方続いていて、水分がまったく取れない
- 熱があって、かつぐったりしている
- 涙が出ない、おしっこが半日出ない(脱水のサイン)
- ツルゴール反応でつまんだ跡が残る
少し様子見できる状態はこちらです。
- 下痢だけで嘔吐がない
- 水分が少しずつ取れている
- 活気がある(ぐったりしていない)
- おしっこが出ている
「活気がある」は脱水判断の重要なポイントで、いつもと同じように動けているかどうかを見ます。ぐったりして動かない、目がトロンとしているときは迷わず受診してください。
鼻水・咳など呼吸器症状の受診タイミングについてはこちらも参考にしてください。

まとめ
娘の胃腸炎で実際に動いたことを振り返ると、「少量の水分補給を何度も繰り返す」に尽きます。
OS-1ではなくアクアライトORSを選んだこと。吐いてから30分待って、スプーンで少しずつ飲ませたこと。食事はゼリーとプリンから始めたこと。ゆゆママがいてくれたから判断できたことが多かったです。
看護師の妻がいない家庭でも同じ判断ができるように、このブログに残しておきます。
「脱水チェック4点」「アクアライトORS」「少量ずつ水分補給」。この3つを覚えておくだけで、焦り方がだいぶ違うと思います。
早く良くなりますように。






コメント