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子どもの嘔吐処理|布団を守る手順と看護師の妻の嘔吐セット

ママの育児体験談

夜中の2時でした。のーちゃんが2歳の冬、ベッドの上で吐きました。先に気づいたのは妻です。変な音がすると言って起き上がりました。僕はというと、何をすればいいのか分からず、妻に指示を仰ぐことしかできていません。

それでも片付けが終わって全員が寝直すまで、30分から1時間ほどで済んでいます。家族の誰にもうつりませんでした。慌てずに済んだ理由ははっきりしていて、妻が嘔吐セットを先に用意してくれていたからです。妻は小児看護師で、のーちゃんが生まれたあとに自分で組んでいました。

この記事は、その夜に我が家がやったことの記録です。手順の正解を示すものではありません。妻がどういう順番で動いたのか、何を使ったのか、横で見ていた僕に何ができて何ができなかったのかを書きます。子どもが吐いた直後に読んでいる方は、次の見出しから読んでください。

まず子ども本人、次に嘔吐物、最後に汚れ物

順番の理由は、あとから妻に聞きました。優先順位は3段階だそうです。最初がのーちゃん自身の安全、次に嘔吐物の処理、最後に汚れ物。この順番は病院でも家庭でも変えていないと言っていました。

あの夜、妻が最初にやったのは顔と体を横向きにすることでした。仰向けのままだと、吐いたものが喉に戻ってしまう可能性があります。気道を確保するのが最優先ということです。床を拭くのでも、着替えさせるのでもなく、体の向きが先でした。この判断の速さが、僕には一番印象に残っています。

道具を取りに行ったのはその次です。妻がのーちゃんのそばを離れず、僕がセットを取りに走りました。役割としては、子どもを見る人と、動く人に分かれた形になります。

体は基本的にタオルで拭きました。夜中にシャワーまで使ったのは、髪の毛に付いてしまった分だけです。全身を洗い直すかどうかは、汚れがどこに付いたかで決めています。眠っている子を起こしてお風呂に入れるのは、それだけで負担が大きいので。

なお、何回吐いたら受診するのか、水分をどう摂らせるのかは、この記事では扱いません。判断の目安は妻に聞いて別の記事にまとめてあります。

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我が家の嘔吐セットの中身

セットに入っているのは、使い捨て手袋とハイター、希釈用の空のペットボトルです。あとはキッチンペーパー、ゴミ袋、ペットシート。専用の市販セットは買っていません。妻がのーちゃんの出産後に、自分で組んだものです。

ひとつだけ選ぶなら何かと聞いたところ、妻は手袋と即答しました。理由は、素手で触らないことが感染を広げないための最初の線になるからです。我が家が使っているのは100円ショップの使い捨てタイプで、特別なものではありません。

消毒液はハイターを薄めて作ります。目安は500mlのペットボトルにキャップ2杯です。ただし用途によって必要な濃さが変わるので、必ず製品の表示を確認してください。そして作った液は、その日のうちに使い切る前提のものです。作り置きはできません。

つまり、常備できるのは消毒液そのものではなく、材料のほうです。夜中の2時に慌てて濃度を調べなくて済むように、材料をひとまとめにしておく。セットという形で置いておく意味はここにあると思っています。

ハイターを切らしていた場合は、哺乳瓶の消毒に使うミルトンでも代用できるそうです。ただし濃度が違うため、薄め方は製品の表示に従ってください。妻も具体的な数字までは即答できませんでした。

置き場所は寝室ではありません。寝室を出て、リビングを通り越した奥の部屋です。それでも取りに行くのに数秒でした。家の中に何セットも分散させてはいません。1セットだけです。

嘔吐は1回で終わりませんでした

がっつり吐いたのは、結局2回でした。1回目を片付けている時点では、これで終わりだと思っています。備えという発想が出てきたのは、寝直そうという段になってからです。

そのとき、セットの中に入っていたペットシートが目に入りました。これ敷いたほうがいいよね、と妻と話して敷いています。指示を受けたのではなく、二人で決めた数少ない場面でした。

ペットシートは、嘔吐物にかぶせる吸収材として紹介されることが多いようです。ただ我が家では、処理には使っていません。片付けはキッチンペーパーで足りました。実際に使ったのは、次に吐かれてもベッドが汚れないように敷くほうです。

布団とシーツは洗って終わりました。クリーニングにも出していませんし、処分もしていません。2回目の前に敷いておいたので、被害がそれ以上広がらずに済んだのだと思います。

備えておく価値は、道具そのものより、目に入ることにあるのかもしれません。あのペットシートがセットに入っていなければ、敷くという発想は出てこなかったはずです。眠くて頭が回らない時間帯に、箱を開けたら選択肢が並んでいる状態を作っておく。それが妻の用意していたものの正体でした。

パパにできたこと、できなかったこと

正直に書くと、見ているだけの時間がかなり長かったです。初めてのことで、まず何をやるべきか確認しようとしているうちに、妻がどんどん先に進んでいました。手が出せなかったというより、判断が追いつきませんでした。

指示を受けてから動いた形ですが、できたことは4つあります。セットを取りに行くこと。のーちゃんの体を拭くこと。髪に付いた分を洗うこと。ベッドと床を拭くこと。どれも難しい作業ではありません。

止められたこともあります。汚れた服をそのまま洗濯機に入れようとしたときです。妻に聞くと、パパがやりがちな行動として真っ先に挙がったのもこれでした。そのまま回すと、ほかの洗濯物にまで広がってしまいます。

妻に、パパにやってもらって助かったことを聞くと、2人いると分担できるのがありがたいという答えでした。処理をする人と、子どものそばにいる人を分けられる。これは大人が2人いる家庭の利点だと思います。片方が全部やろうとすると、どうしても子どもから目が離れます。

嘔吐のあとに熱が出ることもあります。そのときの見極めは別の記事にまとめました。

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使わなかったもの、我が家にないもの

マスクは使いませんでした。ただし妻は、あったほうがいいと言っています。あの夜は手が回らなかっただけで、なくていいという話ではありません。次に同じことが起きたら付けると思います。

バケツと使い捨てエプロンは我が家では使っていませんが、備えとして紹介している記事は多く見かけます。我が家は片付けをキッチンペーパーで済ませたので出番がありませんでした。子どもが吐きそうな段階から抱えさせるなら、バケツはあったほうが動きやすいはずです。

セットが1つしかないのも我が家の実態です。寝室と1階など、複数の場所に分けて置いている家庭もあります。我が家は奥の部屋から数秒で取りに行けたので足りましたが、間取りによっては寝室にも置いたほうが安心だと思います。2回目のあとも、結局セットの置き場所は変えませんでした。

それから、家族にうつらなかったのは1回きりの経験です。手袋を使って、消毒までやって、結果として広がらなかった。ただ運の要素がどれくらいあったのかは分かりません。この記事は、うつらない方法を保証するものではないと考えてください。

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我が家が実践できたのは、順番を決めておくことと、材料をひとまとめにしておくことの2つだけです。夜中に吐かれた瞬間から調べ始めるのと、箱を開ければ材料が揃っているのとでは、動き出すまでの速さがまったく違いました。中身は特別なものではありません。手袋とハイターとペットシート、あとは家にあるもので組めます。

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