完母でやれているのに、寝る前の1回だけミルクにするか迷う。あるいは、我が家のように「ほぼ完母で就寝前だけミルク」と話すと、なんで?と聞かれる。このテーマ、調べると意見がいろいろ出てきて、余計に迷いますよね。
先に白状すると、我が家もこの形を最初から設計していたわけではありません。下の子が生まれてから、夜の流れを何度も組み替えて、試行錯誤の末に落ち着いた形です。そして理由を聞かれるたびに答えているのは、意外に思われる一言です。よく寝てほしいからでも、母乳が足りないからでもなく、2歳差のお風呂を回すためでした。
結論から書くと、我が家の夜は「パパがミルク→ママが母乳→そのまま寝かしつけ」の順番で流れています。妻と2歳の上の子がお風呂に入っている時間帯を、パパと下の子のミルクタイムが埋める。この時間割が、家族4人の夜を一番スムーズにした答えでした。
この記事では、実践できた内容をそのまま書きます。この形にたどり着いた経緯と夜の流れ、そして先に知っておいてほしい「ミルクは必須ではない」という話です。同じ迷いの中にいる方の判断材料になれば嬉しいです。
我が家の夜の流れ|ミルク→母乳→寝かしつけ
パパのミルクの間に、妻と上の子がお風呂
我が家の登場人物は、2歳の上の子と生後2ヶ月の下の子、そして夫婦の4人です。夜のスタートはお風呂で、まずパパが下の子をお風呂に入れて妻に渡し、続けて妻と上の子が入ります。
このとき下の子は、お風呂から上がったばかり。妻の方針で、お風呂上がりに1回飲ませることにしているのですが、ここで母乳を選ぶと妻はお風呂に入れません。そこで、この1回だけをパパのミルクにしました。妻と上の子が湯船にいる15〜20分が、リビングでのパパと下の子のミルクタイムです。
やってみると、この時間は思わぬ副産物でした。日中は母乳なので、パパが下の子と1対1でじっくり向き合える時間は、実はここしかありません。腕の中で飲んでいる顔を毎晩見られるのは、この運用を選んだからこそだと思っています。
妻が上がったら母乳、そのまま寝かしつけへ
妻と上の子がお風呂から上がる頃、下の子のミルクはちょうど飲み終わっています。そこからはバトンタッチで、妻が母乳をあげて、そのまま寝かしつけに入る流れです。その間にパパは上の子の保湿と着替え、歯磨きを担当します。
夜はこのあと母乳のみで、ミルクは作りません。つまり我が家のミルクは1日この1回だけで、夜間の調乳はゼロという設計です。粉と哺乳瓶の管理が最小限で済むのも、この形の地味な利点だと感じています。
寝かしつけ自体は、上の子のときから続けている生活リズムの型がベースです。その話はこちらにまとめています。

この形になった経緯|きっかけはお風呂の渋滞
母乳で待つと、妻のお風呂が丸ごと遅れる
そもそもの発端は、妻から教わった「お風呂上がりに1回飲ませる」という方針でした。最初は素直に母乳で対応していたのですが、すぐに問題が出ます。下の子の授乳が終わるまで、妻がお風呂に入れないのです。
授乳を待ってから妻と上の子が入浴すると、上の子の就寝時刻が後ろへずれます。かといって妻が先に入ると、下の子を待たせることになる。2歳差の夜は、お風呂と授乳と寝かしつけが一本道で渋滞する構造になっていました。
順番を入れ替えたり、時間をずらしたり、いくつか試しました。その中で一番全体がスムーズだったのが、渋滞の原因になっていた1回だけをパパのミルクに置き換える案です。妻の入浴と下の子の授乳が同時に進むので、渋滞そのものが消えました。誰かが我慢して成立する形ではなく、全員の待ち時間が減る形だったのが、続いている理由だと思います。
ちなみにお風呂まわりの段取りは、グッズでもかなり変わりました。我が家の愛用品はこちらです。

先に伝えたいこと|寝る前のミルクは「必須」ではない
専門家の意見は割れている
ここは正直に書いておきます。寝る前にミルクを足すことについて、専門家の意見は一枚岩ではありません。母乳が足りているならミルクは不要、という助産師さんの見解があります。寝る前に足しても睡眠時間は変わらない、という専門家の解説もあります。
だからこの記事は「寝る前ミルクのすすめ」ではありません。母乳で足りているなら、足さないのも当然ありです。我が家の1回は栄養を補うためではなく、夜の時間割を解決するための1回でした。飲ませる量も、産院で相談しながら決めています。母乳量やミルクの要否で迷いがあるなら、ブログではなく助産師さんや産院に相談するのが一番確実です。
それでも我が家がこの形を続けている理由
意見が割れると知ったうえで続けているのは、時間割の解決以外にも理由があるからです。ひとつは、哺乳瓶に毎日慣れておけること。妻の体調不良や外出で母乳が難しい日が突然来ても、下の子が哺乳瓶を受け付けないという事態を避けられます。上の子のときに1日1回の哺乳瓶を続けていたので、預ける場面で困らなかった経験も効いています。
もうひとつは、さっき書いたパパの担当時間です。授乳が母乳100%だと、夜の育児の主役はどうしても妻に集中します。1回だけでもパパに固定の担当があると、妻が湯船で上の子とゆっくりできる。分担として小さいようで、毎日続くと大きい差でした。
我が家が使っているもの
ミルクは和光堂のはいはいです。上の子のときから2人ともこれで、価格が手頃なので1日1回ペースでも気兼ねなく続けられます。哺乳瓶はピジョンの母乳実感です。母乳との併用を前提に設計されている哺乳瓶なので、母乳が主役の我が家の使い方に合っていました。実際、哺乳瓶と母乳を行き来して嫌がる場面は、上の子でも下の子でも経験していません。
この形が合う家・合わない家
判断材料を整理します。
この形が合うのは、母乳は軌道に乗っているけれど、お風呂や寝かしつけの時間割が渋滞している家です。特に上の子がいて、夜のタスクが一本道で詰まっているなら、1回のミルクで並列処理に変えられる可能性があります。パパの育児の担当を作りたい家にも向いています。
逆に、いま母乳だけで夜の流れが回っているなら、わざわざミルクを挟む必要はないと思います。ミルクの追加は哺乳瓶の洗浄や消毒という新しい家事も連れてくるので、解決したい渋滞がない家には手間が増えるだけです。また、母乳の量や体重増加に不安があってミルクを検討している場合もあると思います。それはこの記事の話とは別の問題なので、助産師さんへの相談を先にしてください。
我が家の決め手は、ミルクか母乳かの二択で考えるのをやめたことでした。家族4人の夜をどう並べるか、という時間割の問題として考え直したのです。同じように夜が渋滞しているご家庭なら、まず「どの1回を動かせるか」から考えてみてください。そのほうが後悔しにくい答えにたどり着けるはずです。
2人目が生まれてからの買い足しや準備は、こちらにまとめています。

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