ヒップシートを買ったのに、肩が痛くて使わなくなった。ここで止まる人が一番多いように思います。
我が家も1個目で同じことをやりました。妻のために買ったヒップシートは、肩ベルトにクッションがないタイプでした。上の娘を乗せて数分歩くと、細いベルトが肩に食い込みます。結局ほとんど出番がないまま、しまい込むことになりました。
結論からお伝えすると、我が家の分かれ目は肩ベルトのクッションでした。2個目に選んだ抱っこバッグは、ベルト部分に厚みのあるクッションが入っています。同じように乗せても肩は痛くならないと妻は言っています。買ったのは2024年10月、上の娘が生後11か月のときでした。それから2年近く、保育園の送迎と通勤で使い続けています。
この記事では、我が家で実際にあったことをそのまままとめます。1個目で失敗した経緯、2年近く使って本体がどうなったか、13kgの上の娘を乗せたときの感覚、そして正直なデメリットです。肩の痛みで迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。
1個目のヒップシートで肩が痛くなった話
肩ベルトにクッションがないと食い込む
我が家が最初に買ったヒップシートは、肩ベルトが細くて平らなタイプでした。スペックの数字だけを見れば、耐荷重も形も今のものと大きくは変わりません。ところが実際に上の娘を乗せてみると、違いははっきり出ました。
体重が肩の一点に集まるので、数分で食い込みが気になります。妻いわく、痛みが出るまでの時間がとにかく短かったそうです。10分も歩けないのであれば、荷物と一緒に毎日持ち出す気にはなれません。
私は以前、整体サロンの店長をしていました。その経験から言うと、細いベルトで片側の肩に荷重が集まる形は、負担が一箇所にたまりやすい構造です。クッションが入るとベルトの当たり幅が実質的に広がります。同じ重さでも、肌に触れる面が広い分だけ食い込みにくくなるわけです。
スペック表には載らない差ですが、毎日使うかどうかを分ける差でした。
ヒップシートの腰タイプは使っていないので触れません
ヒップシートには、肩ベルトで支える肩タイプと、腰ベルトに座面をつける腰タイプがあります。我が家が買った2つは、どちらも肩タイプでした。腰タイプは使ったことがないので、この記事では扱いません。
長い時間の抱っこが中心なら、荷重を腰で受ける形のほうが構造としては楽なはずです。ただ、使っていない道具を勧めることはできません。ここでは肩タイプの中での違い、つまり肩ベルトにクッションがあるかどうかに絞ってお伝えします。
抱っこ紐を出すほどではない場面が毎日ある
そもそもヒップシートを買った理由は、保育園のお迎えでした。園から家までの短い距離で、上の娘が歩かなくなる日があります。かといって抱っこ紐を毎日カバンに入れて通勤するのは、正直なところ大げさでした。
我が家はエルゴのオムニブリーズも持っています。長時間の外出ならこちらが確実です。ただ、歩いても10分かどうかという場面で、毎回これを取り出すかというとそうはなりませんでした。

必要だったのは、抱っこ紐と素手の間を埋める道具です。1個目の失敗を経て選び直したのが、今の抱っこバッグでした。
抱っこバッグに13kgを乗せて2年近く使った我が家の運用
通勤バッグとお迎えを1つで兼ねている
今使っているのはDACCOBAGという抱っこバッグで、ヒップシートとショルダーバッグの2WAYです。妻はこれを通勤バッグとして毎日持って出ます。そして保育園のお迎えで上の娘が歩かないとなったら、その場でお尻を乗せて帰ってきます。
我が家にとって一番効いているのは、この兼用できる点でした。抱っこ用の道具を別に持ち歩く必要がありません。使わない日は普通のショルダーバッグとして機能するので、持ち出すかどうかを毎朝考えなくて済みます。
装着も特別なことはしません。背負えば、それで終わりです。上の娘のほうも、バッグの座面にお尻を乗せてしまえば、あとは妻が立つだけで乗った状態になります。抱っこ紐のようにバックルを留める手順がないので、片手がふさがっていても始められます。

2年近く使ってヘタったのは色味くらい
耐久性は、買う前に一番不安だった部分です。我が家が買ったのは2024年10月で、クーポンを使って5,490円でした。抱っこ紐と比べれば手が届きやすい価格なので、どれくらいもつのかは正直読めませんでした。
結果からお伝えすると、壊れた箇所はありません。座面のクッションは今もつぶれておらず、13kgの上の娘を乗せても沈み込みません。ベルトの縫い目もほつれていません。バックルも問題なく留まります。
唯一挙がったのが色味の変化でした。買ったときのグレージュと比べると、日に当たる面がわずかに褪せています。ただ、気になるほどではありません。並べて比べれば分かる程度で、単体で見て古びた印象はありません。
上の娘は今2歳9か月で、体重は約13kgです。この抱っこバッグの耐荷重は20kgなので、数字の上ではまだ余裕があります。実際に乗せても本体がたわむ様子はなく、あと数年は使えそうだというのが今の感触です。
荷物は長財布とポーチが入る大きさ
バッグ部分の容量は、そこまで大きくありません。実際に妻が入れているのは、長財布とキーケース、スマホの充電器です。ほかにたたんだエコバッグと、リップや目薬や常備薬をまとめたポーチ、ハンドクリームが入っています。
大人の身の回りのものは一通り収まります。ただ、子どものおむつやおしりふきまで入れるとなると足りません。我が家は保育園に荷物を置いているので、そこは問題になっていません。ただ、公園やお出かけの荷物を全部これで賄うのは難しいと思います。
荷物が多くなる日はマザーズバッグを別に持つ、という使い分けが現実的です。

ヒップシートを毎日使って感じたデメリット3つ
いい話ばかりではないので、気になった点も正直に書きます。
肩は痛くならないが、疲れはする
クッションのおかげで痛みは出なくなりました。ただ、疲れないわけではありません。妻に聞くと、長く乗せていると肩に疲れは残るそうです。腰のほうは何も感じないと言っています。
我が家の場合、上の娘がそこまで抱っこをせがむタイプではありません。1回に乗せている時間は、長くても10分ほどです。この使い方だと疲れが問題になることはありません。逆に言えば、30分や1時間の抱っこを想定しているなら、この形は向いていないと思います。
肩に荷重が集まる構造そのものは、クッションがあっても変わりません。長時間なら腰ベルトで支える抱っこ紐のほうが理にかなっています。時間で道具を分けるのが現実的な使い方です。
洗えるかどうか分からないまま2年近く経っている
これは我が家の落ち度でもあるのですが、買ってから一度も洗っていません。素材はポリエステルなので水に弱いとは思えないものの、洗濯についての情報を確認しないまま使い続けています。
裏を返せば、汚れが目立って困る場面がなかったということでもあります。ただ、毎日肌に触れるものです。本来は洗い方を把握しておくべきでした。購入前にショップへ確認しておくことをおすすめします。
片手は添えている
ヒップシート全般に言えることですが、乗せているあいだは片手を子どもに添えることになります。完全に両手が空くわけではありません。傘を差しながら、荷物を持ちながらといった場面では、抱っこ紐のほうが安心です。
この抱っこバッグが向いている家・向いていない家
ここまでの内容を、判断材料として整理します。
向いているのは、保育園の送迎のように短時間の抱っこが毎日発生する家です。10分程度なら肩の疲れも問題になりません。通勤バッグと兼ねられるので、抱っこ用の道具を別に持ち歩きたくない家にも合います。過去にヒップシートを買って、肩が痛くて使わなくなった家にも合います。肩ベルトのクッションがあるものに替えるだけで、結果が変わるかもしれません。
向いていないのは、長時間の外出でしっかり抱っこしたい家です。肩に荷重が集まる構造なので、時間が延びるほど負担が増えます。おむつやおしりふきまで入れたい家も容量が足りません。新生児期のメインとして探しているなら、そもそも用途が違います。
我が家がこれを選び直した理由は、性能に惚れ込んだからではありません。1個目で肩が痛くて使えなくなり、原因が肩ベルトにあると分かったからです。妻に買い直すとしたら同じものを買うか聞いたところ、買うと思うという返事でした。理由は4つ挙がりました。荷物がちゃんと入る大きさであること、上の娘を乗せても問題がないこと、肩が痛くならないクッションがあることです。そして乗せない日も普通のバッグとして使えることでした。
ひとつだけ補足があります。同じ形の抱っこバッグは、楽天市場の複数のショップで別々の商品名で扱われています。同じ仕様でも価格やクーポンが違うことがあるので、買う前に見比べてから決めるのがおすすめです。
最後に判断の順番をまとめます。まず、抱っこが1回何分くらいかを思い出してみてください。10分程度が中心なら、この形で足りる可能性が高いです。次に、肩ベルトにクッションがあるかを商品画像で確認します。ここを外さなければ、我が家のように1個目で失敗することは避けられるはずです。







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