2歳の子どもと野球観戦、行ってみたいけれど楽しめるのか不安。連れて行っても泣いたり飽きたりして、周りに迷惑をかけないだろうか。そんなふうに迷っている方に、先に正直な結果からお伝えします。
我が家は2歳半の娘と横浜スタジアムに行き、試合をほぼ見ずに帰ってきました。滞在時間は1時間から1時間半ほどです。それでも「2歳に野球観戦は早すぎた」とは思っていません。
敗因ははっきりしていて、娘ではなく私の準備にありました。この記事では、パパと2歳の2人で行った当日の流れと、飽きてしまった敗因を隠さず書きます。逆に持ちこたえた時間の共通点と、次に行くときの対策もまとめました。同じように迷っているパパ・ママの判断材料になればうれしいです。
パパと2歳半の野球観戦、当日の流れ
出発が遅れて試合開始後に到着
その日は14時開始のデーゲームでした。本当は遅くとも12時には着いて、球場まわりのイベントブースを回る予定でした。娘はポンポンを振るのが大好きなので、チアのパフォーマンスも見せたかったのです。
ところが当日の朝から、上の子のイヤイヤと新生児のお世話が重なります。我が家は下の子が生まれたばかりで、産後の妻の負担を減らしながらの外出準備でした。出発はずるずると遅れ、球場に着いたのは試合が始まったあとです。
ちょうど産後パパ育休の期間中の出来事でした。二人目が生まれた直後の生活については、別の記事に詳しく書いています。

シールとユニフォームで最初は上機嫌
この日はポケモンのコラボイベント開催日で、入場時にピカチュウとマリルのシールがもらえました。娘は大喜びです。
さらに「野球の人のお洋服がいい」とユニフォームを着たがりました。そこでショップに寄り、ポケモンコラボのビジターユニフォームを購入。マリルが描かれた青いデザインで、9,000円でした。自分用にはコラボタオルも買いました。こちらは2,200円です。
ぶかぶかのユニフォームを着た2歳児は、親バカ抜きでかわいいです。ここまでは大変ご満足の様子でした。
席とコンコースの往復
ごはんと飲み物を買ってから席に行くつもりでした。ところが娘に「早く席に行こう」と急かされ、先に着席することになります。入場前に軽く食べさせてはいたものの、このままでは午後の栄養が足りません。1、2イニングが過ぎたところで、娘を促してごはんを買いに立ちました。
売店を見ながら場内を歩いていると、キッズコーナーを見つけて少し遊びました。ただ広い場所ではなく、娘より小さい子もいたので、ケガをさせないよう早めに切り上げています。ごはんを買ったあとは「席に戻りたくない」と言われ、コンコースで食べることになりました。
子連れの食事は、席に座らせること自体が最初の関門です。外食デビューの失敗から学んだコツは、別の記事にまとめています。

アイスの売り子さんがくれた観戦時間
それでも席には戻らなければなりません。荷物の一部を座席に置いたままだったからです。そこで、アイスクリームの売り子のお姉さんを見つけて「アイスを食べようか」と誘いました。これがこの日一番のファインプレーです。
売り子さんを探している間と、アイスを食べている間だけ、娘は席に座っていられました。私がまともに試合を見られたのも、実質この時間だけです。試合内容は散々でしたが、それでも球場で見る野球はよいものでした。
眠気が来たら回の切り替わりで撤退
アイスを食べ終わるころには、娘は明らかに眠そうでした。普段の昼寝の時間と、もろに重なっていたのです。興味を引ける手札も尽きたので、回の切り替わりを待って席を立ちました。5回前後だったと思います。
滞在時間は1時間から1時間半ほど。帰り道は球場のまわりの公園を少し散歩して、そのまま帰宅しました。
2歳が野球観戦に飽きた敗因4つ
一番の敗因は到着の遅れです。早く着いて、イベントブースやチアなど興味のあるものに先に触れさせるべきでした。準備不足と言われればその通りで、これは完全に親側の問題です。
二つ目は昼寝の時間と重なったこと。もう少し小さいころに東京ドームへ行ったときは、眠気に負けて座席でそのまま寝てくれました。2歳半になると体力がつき、眠くても寝ずに耐えてしまいます。ママがいないと寝ない、という我が家の事情も大きかったと思います。
三つ目は、席から野球が「見えない」ことです。この日の席は一塁側の内野席で、グラウンドから離れた高い位置でした。テレビの野球と違い、2歳の目には選手が何をしているのか分かりません。大人には見えている試合が、子どもには見えていないのです。
四つ目は、手元に興味を引けるものが少なかったこと。大人が複数いれば交代で子どもの相手ができます。しかしパパと2人だと、飽きた瞬間に打つ手がなくなります。ワンオペ観戦なら、手元で遊べるものを多めに用意すべきでした。
2歳が持ちこたえた時間の共通点は「半径3メートル」
振り返ると、娘がご機嫌だった時間には共通点があります。もらったシール、着られるユニフォーム、コンコースのごはん、目の前のキッズコーナー、そしてアイスの売り子さん。全部、手が届く距離にあって、目で見て分かるものでした。
逆に崩れたのは、遠くで何をしているのか分からない試合そのものです。つまり2歳が楽しめるのは野球ではなく、球場の半径3メートルにあるものでした。ここを理解しているかどうかで、当日の親の動き方は大きく変わると思います。
ちなみに横浜スタジアムでは、4歳未満の子どもは膝の上での観戦なら無料です。チケット代がかからない分、グッズや食べ物に予算を回せるのはありがたい仕組みでした。
次に野球観戦へ行くときの準備と席選び
次に行くなら、まずごはんを事前に済ませます。そのうえで早めに到着し、イベントブースや売店など興味を引くものを先に巡ります。たくさん歩いて満足したあと、観戦中に膝の上で昼寝できる流れを作る。ここが一番重要だと思っています。子どもが寝ている間は、親がゆっくり試合を見られる時間にもなります。
席選びのポイントは、グラウンドに近く選手の動きが目で追えること。膝にのせていても見づらいことはざらにあるので、多少高くても近い席の価値はあります。
荷物は最小限にします。球場の座席は狭く、荷物で幅を取ると親子ともに窮屈です。応援しているチームのユニフォームやタオルがあれば、それだけで十分に楽しめます。
夏のデーゲームなら暑さ対策も欠かせません。子どもの熱中症対策は、看護師の妻と別の記事にまとめています。

撤退ラインは「眠気」と「興味切れ」のセット
もう一つ決めておきたいのが、帰るタイミングです。我が家の基準は、眠気と興味切れの両方がそろったときでした。どちらか一方なら、アイスや売店散歩でまだ立て直せます。両方そろったら粘らず、回の切り替わりで席を立つのが親子ともに楽でした。
最後まで見られなくても、負けではありません。混雑前に球場を出られると考えれば、むしろ利点もあります。
野球観戦は何歳から?年齢より目標設定だった話
「試合を子どもと見る」を目標にすると、2歳との観戦はほぼ確実に失敗します。うちがまさにそうでした。
でも「球場の空気とイベントを楽しむ」に目標を置き換えれば、2歳でも十分に成立します。同じ1日でも、目標の置き方しだいで成功にも失敗にもなるのです。
滞在1時間半でも、娘はシールをもらい、ユニフォームを着て、アイスを食べました。娘にとっては、それで十分に楽しい1日だったようです。試合をほぼ見られなかった私も、行ってよかったと思っています。
迷っているなら、試合を見る期待を下げたうえで、行ってみる価値はあります。判断の軸は「野球を見せたいのか、球場を体験させたいのか」です。後者なら2歳でも早すぎません。次はもう少しだけ、娘と一緒に試合も見られたらうれしいです。
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