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「保冷シートを付けてるから、夏の外出も大丈夫」。
少し前のうちは、本気でそう思っていました。でもある真夏の日、保冷シートだけを頼りに長時間歩いて、娘がぐったりしたんです。
この記事では、小児科看護師の妻に監修してもらいながら、ベビーカーの暑さ対策を書いていきます。保冷シートを過信して失敗した実体験と、そこから見直した我が家の装備、看護師の妻に教わった使い方の注意点をまとめました。
商品を並べるだけの記事ではありません。「何を買うか」の前に「どう使うか」でつまずいた話なので、これから夏を迎えるパパママの参考になればと思います。
保冷シートだけでは足りなかった話【我が家の失敗】
まず、うちの失敗から正直に書きます。
クールリングを導入する前、うちはベビーカーの接触冷感シートに、頭と背中部分の保冷剤を仕込んで対応していました。ひんやりするし、これで十分だと思い込んでいたんです。
ある真夏の日、長時間歩いて買い物に出かけました。その帰り道、娘が普段と違ってぐったりして、食欲も落ちました。慌てて家に帰り、涼しい部屋で水分を取らせて休ませたら戻りました。重症ではなかったけれど、軽くヒヤッとした出来事でした。
このとき妻に言われたのが、こうでした。「保冷剤の冷却は点での対応になりやすいよ。汗をかいた量と外気温に対して、冷却が追いついていなかったんじゃない?」
保冷剤入りシートは、最初の数十分はしっかり冷たいです。でも時間が経つと冷却力は落ちます。長時間外を歩くと、保冷剤が切れた状態で熱を浴び続ける時間が出てくるんですよね。「点」の冷却だけだと足りない場面が必ずある、と痛感しました。
冷却グッズを付ければOK、ではありませんでした。外気温と外出時間に応じて、装備と休憩を組み合わせる必要があったんです。これがうちの一番の反省点です。
なぜベビーカーの中は暑くなるのか【看護師の妻に聞いた】
そもそも、なぜベビーカーの赤ちゃんは暑さの影響を受けやすいのか。妻に仕組みを聞きました。
一番大きいのは、地面に近いことです。ベビーカーの座面は地面から数十センチの高さしかありません。真夏のアスファルトは照り返しで気温よりずっと高くなります。大人が立って感じる暑さと、ベビーカーの中の暑さは別物だったんです。
「自分が涼しいから子どもも涼しい」は完全に間違いでした。押している大人の顔の高さと、子どもの座る高さでは、浴びている熱の量がまるで違います。これを知ってから、外出時の意識が変わりました。
さらに1歳2歳は、汗をかいて体温を下げる機能がまだ未熟です。暑い・気持ち悪いを言葉でうまく伝えられない年齢でもあります。体の機能が未熟なうえに自覚症状を伝えられない。この組み合わせが、ベビーカーでの熱中症リスクを上げていると妻は言っていました。
我が家のベビーカー暑さ対策
失敗を踏まえて見直した、うちの今の装備を紹介します。「全身を冷やす」と「日差しを防ぐ」の両面で考えるようになりました。
接触冷感の保冷シート
うちの基本装備です。背中全体を冷やせるので、リング型のグッズより広い面積をカバーできます。接触冷感の生地に保冷剤を組み合わせるタイプを使っていました。ベビーカーにも抱っこ紐にも使える4WAYのものを選ぶと、シーンを問わず使い回せて便利です。
ただし、失敗談で書いた通り、これ「だけ」に頼るのは危険です。長時間の外出では保冷剤が切れる前提で、休憩と水分補給をセットにしてください。
保冷剤(必ず布で包む)
保冷シートに仕込む保冷剤です。冷やすときのコツを妻に教わりました。首・脇の下・足の付け根という、太い血管が通る場所を冷やすと全身が効率よく冷えます。
注意点として、保冷剤を肌に直接当てると凍傷になります。必ず薄い布で包むこと。うちではハンドタオルでくるんで使っています。これは妻からも強く言われたルールです。
日よけは「ベビーカー本体」で対策している
ここはうちの正直な結論です。後付けの日よけグッズは買っていません。
理由は、使っているベビーカー(コンビ Acbee plus MA)に大きなサンシェードが付いているからです。顔までしっかり覆える大型の幌で、直射日光と照り返しをこれ一つで防げています。後付けのUVカバーを足す必要を感じませんでした。
これから買う人へひとつ提案です。日よけグッズを後で買い足すより、最初から幌(サンシェード)の大きいベビーカーを選ぶほうが、結果的に無駄がありません。我が家のAcbee plus MAの詳しいレビューは別記事にまとめています。

保冷剤・保冷シートの正しい使い方と注意点【看護師監修】
グッズを買っても、使い方を間違えると逆効果になります。妻に確認した注意点をまとめます。
冷やしすぎに注意してください。低月齢の赤ちゃんは保冷剤に当たり続けると、体を冷やしすぎることがあります。保冷剤の位置を時々ずらしたり、上にタオルを敷いたりして、当たりっぱなしを避けます。
使い始める月齢の目安も確認しておきます。保冷シートは、首がすわる生後2〜3ヶ月ごろからが一つの目安とされています。ただし商品ごとに対象年齢が違うので、必ず表記を確認してください。低月齢ほど慎重に、子どもの様子を見ながら使うのが基本です。
そして一番大事なのは、グッズに頼り切らないことです。気温が35℃を超える猛暑日や、日差しの強い午前10時から午後2時ごろは、外出そのものを控える判断も必要になります。どうしても出るなら、水分補給と休憩をこまめに取ってください。
冷やすだけでは足りません。体の中から水分と塩分を整えることが本筋だと、妻は繰り返し言っていました。リング型のネッククーラーが何歳から使えるかも含め、グッズ全般の選び方はこちらにまとめています。

まとめ:ベビーカーの暑さ対策は「装備+使い方」の両輪
最後に要点をまとめます。
保冷シートや保冷剤は便利ですが、それ「だけ」では長時間の外出に足りません。うちは過信して娘の体調を崩しました。冷却は時間で切れる前提で、休憩と水分補給を組み合わせてください。
冷やす場所は首・脇・足の付け根。保冷剤は必ず布で包みます。冷やしすぎにも注意してください。
日よけは、後付けグッズより本体のサンシェードが大きいベビーカーを選ぶほうが無駄がありません。
そして猛暑日や日中のピーク時間は、外出を控える判断も立派な暑さ対策です。グッズに頼り切らず、子どもの様子を一番に見てあげてくださいね。
うちもまだ試行錯誤の途中です。今年の夏も、新しい気づきがあれば追記していきます。
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