第二子が生まれたタイミングで、2週間の産後パパ育休を取りました。期間でいうと最短クラスです。
正直に書くと、2週間で家のことが十分に回せたとは言えません。両親が来たり、役所の手続きに行ったり、1ヶ月健診を入れたりで、毎日けっこうドタバタしていました。本当にゆっくりできた日は、2週間のうち1日だけでした。
それでも、取ってよかったと思っています。この記事では、短い育休で実際に何をやったのかを正直に書きます。何が足りなかったのか、そのうえで「短くても取る価値はあったのか」もあわせてお伝えします。数日から2週間くらいしか取れそうにない、でも取る意味があるのか迷っている方の参考になればうれしいです。
2週間で実際にやっていたこと
我が家の役割分担は、妻の体の状態に合わせて決めました。妻は帝王切開だったので、傷に響く動きはできるだけ私がやる、という前提です。
沐浴は前かがみの姿勢が傷に響くので、期間中はすべて私が担当しました。おむつ替えも同じ理由でほとんど私です。ごはんも私が作っていました。
寝かしつけは少し事情が込み入っていて、のーちゃんがママとでないと寝てくれません。なので夜は、のーちゃんにはママと一緒に寝てもらいます。その間にあーちゃんがまだ寝ていなければ、私があやしたり寝かしつけたりする、という分担にしました。授乳はもちろん妻です。
ちなみに、夜の分担のうちミルクだけは、育休が明けた今もパパの固定担当として続いています。完母なのに1回だけミルクがある理由は、こちらにまとめました。

上の子(のーちゃん)の保育園の送りは、晴れていれば妻とあーちゃんも一緒に行くことが多かったです。雨の日は私だけで連れて行きました。買い物は、のーちゃんを保育園に送ったあと、妻とあーちゃんと3人で行くのが定番でした。
手続き関係も育休期間に集中しました。1ヶ月健診は妻の産婦健診と一緒のタイミングだったので、3人で車に乗って行きました。役所の手続きもこの期間にまとめて済ませています。
こうして書き出すと、家事と育児と手続きで一日が埋まっていたのがよくわかります。家事のうち、授乳以外のほぼすべてをやっていた感覚です。
育休に限らず、普段からパパがどう育児に関わるかについては、別の記事でも本音を書いています。

ゆっくりできたのは、2週間で1日だけ
両親が家に来てくれた日もあり、人の出入りもそれなりにありました。ありがたい一方で、ドタバタ感に拍車がかかったのも事実です。
そんな中で、本当に何もしないでゆっくりできた日が1日だけありました。その日は妻にしっかり寝てもらいました。私は家事や育児の合間を縫って、久しぶりにニンテンドースイッチで遊んでいました。本当に久しぶりで、こんな時間が取れたのは育休のおかげだなと思いました。
期間を通して意識していたのは、妻の負担をできるだけ減らすことです。妻がやりたいこと、というのはつまり「寝ること」だったので、寝られる時間を作る。あとは妊娠中に食べられなかったものを、食べに行ったり買ってきたり、私が作ったりしていました。やったことの中心は、特別なことではなくて、こういう地味な積み重ねでした。
それでも「取ってよかった」と思える理由
十分に回せたとは言えない2週間でしたが、取ってよかったと感じている理由がいくつかあります。
一つは、妻が体を休める時間を少しでも作れたことです。帝王切開のあとですし、新生児がいる生活で母親の体力は削られていきます。私が家にいることで、妻が横になれる時間が確保できた。これは育休を取らなければ作れなかった時間でした。
妻の産後の大変さについては、第二子の出産で妻が入院していたときの記録も別に書いています。

もう一つは、子どもたちと過ごす時間が増えたことです。生まれたばかりのあーちゃんと関わるのはもちろん、上ののーちゃんと過ごす時間も増えました。下の子が生まれた直後は、上の子が不安定になりやすい時期でもあります。そこに父親が日中いられたことには、意味があったと思っています。
実際、我が家でも上の子が不安定になった夜がありました。そのときのことは別の記事に書いています。

のーちゃんと2人だけで、野球観戦に出かけた日もありました。試合はほとんど見られませんでしたが、これも育休中ならではの思い出です。

経済的な面でいうと、産後パパ育休は給付金の制度が手厚くなっています。条件を満たせば、休業前の手取りがほぼ減らない水準まで補われる設計です。とはいえ給付金は後から振り込まれるものなので、休んでいる間は一時的に収入が減ります。我が家も例に漏れず、その期間はありました。いつから申請できるか、自分の場合いくらになるかは、会社や制度ごとに違います。詳しい金額や条件は厚生労働省のリーフレットにまとまっているので、実際に確認してみてください(厚生労働省 出生後休業支援給付金リーフレット)。それでも「収入が減るから取りにくい」という理由は、以前より薄くなっていると感じます。
欲を言えば、もっと長く取りたかった
正直な気持ちとして、もっと長く取りたかったというのはあります。
のーちゃんと同じ保育園に、1年間の育休を取るというパパ友がいます。その間に家族で旅行に行くつもりだという話を聞いて、素直にうらやましいと思いました。そのパパは勤め先で初めての男性育休取得だったそうで、最初は本人も「難しいかな」と言っていたそうです。でも、他のパパたちから「休み期間中にいろんなところに行けるよ」と教えてもらったそうです。ゆっくりできるのは10年後20年後でもできる、でも子どもが小さい今この時期に関わることは今しかできない。そう天秤にかけて、「もう休んじゃえ」と決めたと話していました。
私はそこまで踏み切れませんでした。理由ははっきりしています。転職して日が浅いこと、業務量が多く部内に仕事を振れる同僚が少ないこと。この二つで、現実的に最低限の期間しか取れませんでした。
もっと長く取れていたら、二人をいろんなところに連れて行けたかもしれません。子どもたちは大人になったら覚えていないでしょうが、写真や動画で「こんなことをしていたんだよ」と残せたかな、とは思います。そこは少し心残りです。
短い育休でも取る価値はあるか、という話
ここまで読んでもらえればわかる通り、2週間の育休は「完璧に家を回せる期間」ではありませんでした。ドタバタしていたし、ゆっくりできたのは1日だけでした。
それでも、私は取ってよかったと思っています。妻が休める時間を作れたこと、子どもたちと過ごす時間が増えたこと。この二つは、短い期間でも確かに得られたものでした。
判断の軸として伝えたいのは、長く取れるならそのほうがいい、ということです。経済的な後押しも以前より手厚くなっているので、取れる環境にある人は長く取ったほうが、得られるものは多いはずです。パパ友の選択は、振り返ればうらやましい選択でした。
ただ、仕事の事情で長くは取れない、という人も多いと思います。私もそうでした。その場合でも、数日でも2週間でも、取れる範囲で取る価値はあります。「短いから意味がない」ということはありませんでした。
迷っているなら、私は取る側をすすめます。理由はシンプルで、取らなかった2週間は二度と戻ってこないからです。仕事の引き継ぎは、あとからでもなんとかなります。でも、生まれたばかりの我が子と過ごす最初の2週間は、その時にしかありません。完璧に家を回せなくてもいい。妻が一度でも長く眠れて、子どもの隣に自分がいられるなら、その分だけ取った意味はあった。2週間取ってみた今、私はそう思っています。
下の子が大きくなって、この記事を読み返すことがあったら、「あのときちゃんとそばにいたよ」と伝えたいです。そう思える時間を持てただけでも、私は育休を取ってよかったと感じています。
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