「実家や祖父母の車に乗せるとき、チャイルドシートってどうしてる?」
帰省や送迎のたびに悩むポイントだと思います。我が家は車を持っていない家庭です。妻の実家の車にチャイルドシートを2台常設させてもらい、約3年間ふだんの移動手段として使ってきました。
この記事では、2歳と0歳のパパである僕が、祖父母の車にチャイルドシートを常設した経緯を紹介します。実際に使っている2台、取り付けで苦労した点、3年使って分かったデメリットまで正直に書きました。小児看護師の妻の安全面の考え方も交えつつ、買うか借りるかの判断基準までまとめました。
車なし家庭が祖父母の車にチャイルドシートを常設した経緯
我が家は夫婦とも運転する車を持っておらず、ふだんの移動は徒歩と公共交通機関です。それでも子どもが生まれると、車がないと厳しい場面が出てきます。我が家の場合は、妻の妊娠から出産までの通院がまさにそうでした。そのたびに義実家の車をお借りして、僕が運転して病院まで連れて行っていました。
上の子のときは、妻が産後1か月ほど実家に里帰りしていて、実家と家の行き来はお義母さんに送り届けてもらっていました。車に頼る機会が自然と増えていった流れで「それなら車にチャイルドシートを置いておこう」となったのが常設の始まりです。
正直に書くと、ここがすんなり進んだ一番の理由は、妻とご両親の信頼関係がしっかり築けていたことだと思います。費用についても、お金のやり取りという形ではなく、チャイルドシートそのものを購入してもらう形になりました。孫のための物としてプレゼントしてもらう形なら、お互いに気を使いすぎずに済みます。常設の相談をするときの切り出し方として、参考になる形かなと思っています。
実家の車に常設しているチャイルドシート2台
我が家が義実家の車に置いているのは、どちらもJoie(ジョイー)のシートです。Joieはイギリスのベビー用品ブランドで、日本ではカトージが販売しています。
1台目は、新生児から使えるベビーシートのJoie ジェム。上の子が生まれたときに用意してもらったもので、約3年使っています。上の子が卒業した今は、生後3か月の下の子が引き継いで使用中です。
2台目は、1歳頃から12歳頃まで使えるJoie エレベート(現行モデルはエレベートR129)。上の子が1歳でジェムが手狭になったタイミングで追加し、こちらは約2年使っています。1台で幼児期からジュニアシート期までカバーできるロングユース型なので、買い替えの回数を減らせるのが選んだ理由でした。
なお、ジェムには本体ごと持ち運べるキャリー機能がありますが、我が家では記憶にある限り2回ほどしか使いませんでした。使い方は、車に常設して「チャイルドシートとして」使うのがほぼすべてでした。本体が大きくて幅を取るので、キャリーで運ぶくらいなら抱っこしたほうが楽、というのが正直な感想です。
ヴォクシーへの取り付けで苦労したポイント
義実家の車はトヨタのヴォクシーで、取り付けは僕がやりました。苦戦したのは、シートベルトを本体に通して固定する部分です。説明書を見ながらでも、ベルトを通す位置と締め方にはかなり手こずりました。
エレベートは座面の隙間にカチャッと差し込むISOFIX系の接続に加えて、シートベルトも通す方式です。接続自体は簡単なのですが、シートベルト側をしっかり張るのに力とコツが要ります。これから取り付ける方は、時間に余裕があるときに、説明書と動画を見ながら作業するのをおすすめします。
もう一つ実感したのは、車の広さの影響です。ヴォクシーは後部座席が広いので作業できましたが、後部座席が狭い車だと、取り付け作業そのものが難しいかもしれません。祖父母の車が軽自動車やコンパクトカーの場合は、シートのサイズと車内の余裕を先に確認しておくと失敗しにくいです。
祖父母の車に常設して感じたメリット
3年運用して一番大きいのは、乗せ替えの手間が一切ないことです。使うたびに取り付け直す方式だと、あの苦戦した固定作業を毎回やることになります。常設なら乗せるだけです。
実際の使い方としては、遠出のときに丸1日車を借りるパターンが多いです。ディズニーやサマーランドのような場所も、電車移動と車移動では親の負担が全然違います。子ども2人を連れた電車の遠出と比べると、荷物も昼寝も車のほうが圧倒的に楽でした。
もう一つは通院です。家族の誰かが病院に行くとき、歩きだと大変な距離でも、車があれば連れて行けます。我が家の場合は、僕が自転車で実家まで車を取りに行き、家に迎えに戻って乗せていくという運用です。妻の妊娠中は通院のたびにこの形で車を借りていたので、2人目を考えている家庭ほど常設の価値は大きいと感じます。
2人目の出産準備で買い足したものは、こちらでまとめています。

3年使って分かったデメリットと注意点
いいことばかりではないので、困っている点も正直に書きます。
まず、2台常設すると後部座席は確実に狭くなります。妻は最初のうち、なんとかして子ども2人の間に座ろうとしていましたが、今は諦めて助手席に乗っています。大人が後部座席に同乗する前提なら、シートの幅や配置は考えたほうがいいです。
次に、ベビーシートのサイズ感です。ジェムの対象は新生児から13kg(1歳半頃)までとされています。ただ下の子は比較的大きめなこともあり、生後3か月ですでにぴったりというか、「これ1歳まで使える?」という状態です。体格によっては表記より早くサイズアウトする可能性は、購入前に知っておいてほしいポイントです。乳児期のベビーシートは使用期間が短くなりがちなので、後で紹介するレンタルという選択肢も現実的だと思います。
最後に、車を借りること自体の手間です。使うたびに、僕が自転車で実家まで取りに行き、返しに行く往復が発生します。常設で乗せ替えの手間はゼロでも、車を借りる手間まで消えるわけではありません。実家との距離が遠い家庭は、ここも織り込んでおいてほしい部分です。
祖父母の車用チャイルドシートは買う?借りる?判断基準
我が家の経験から、判断の軸は使う頻度だと考えています。
送迎や通院で月に何度も乗るなら、常設用に買うほうが楽です。乗せ替えの手間がなく、祖父母側の負担も減ります。いま買うなら、最新の安全基準R129に適合した現行モデルから選ぶのがおすすめです。我が家のエレベートも、現行はR129適合のエレベートR129に切り替わっています。
一方、帰省のときだけなど年に数回であれば、レンタルが有力です。特に新生児期のベビーシートは、我が家のように体格次第で使用期間が短くなることがあります。買う前にレンタルで試すのも失敗しにくい方法です。A型ベビーカーを買わずにレンタルを選んだ我が家の考え方は、こちらで紹介しています。

どちらを選ぶ場合でも、妻から言われ続けているのは「車に乗るときはシートベルト絶対」ということです。6歳未満のチャイルドシート使用は法律上の義務ですし、それ以前に子どもの命を守る安全面の基本です。短時間の送迎でも、祖父母の車でも、ここだけは例外を作らないのが我が家のルールになっています。
帰省や長距離移動のときの子連れ対策は、こちらでまとめています。

まとめ|祖父母の車への常設は「頻度」と「関係性」で決める
車を持たない我が家にとって、義実家の車へのチャイルドシート常設は、3年使った今も正解だったと思える選択です。乗せ替えの手間がなく、通院や遠出のハードルが大きく下がりました。
一方で、後部座席の狭さ、体格によるサイズアウトの早さ、借りに行く手間といった現実もあります。月に何度も使うなら常設用の購入、年数回ならレンタル。そして常設の相談は、お金より「孫のための物」という形のほうが進めやすい。この3点が、我が家の経験から言える判断基準です。
祖父母の協力を得られる環境は、それ自体がすごくありがたいことです。安全の基本だけは譲らずに、無理のない形で車移動を取り入れてもらえたらと思います。
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